何冊よめるかな?

本棚の肥やしと化した本たちを供養するため始めたブログ

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

26冊目 やさしい人物画

『やさしい人物画』 A.ルーミス 著、読了 絵が描けるひと、楽器を演奏できるひとをうらやましいと思う。私もいつか、絵が描ける人間になれたらいいなと思う。絵画のモチーフにもいろいろあるだろうけど、私は、やはり「人間」を描いたものが好きだし、実際、…

25冊目 アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(Kindle版) F・K・ディック 著 / 浅倉久志 訳、読了 『ブレードランナー2049』を観に行くに当り、『ブレードランナー』(ファイナルカット版)を復習していたのだが、やはり私にとっては、少し難しい映画だった。ひと…

ブレードランナー2049

『ブレードランナー2049』 ドゥニ・ヴィルヌーヴ 監督を観た。 私が年間、映画館に足を運ぶのは、ほんの数回程度でしかない。だが、本作は劇場で観ないわけにはいかんでしょう!! とはいえ、私は「ブレラン上級者」というわけではない。前作はまだ4回しか観て…

24冊目 がん 生と死の謎に挑む

『がん 生と死の謎に挑む』 立花隆 NHKスペシャル取材班 著、読了 今や日本人のふたりに一人が罹患するという病気、がん。母も2年前に患った。そんな身近な病気について知りたいと思い、本書を手に取った。 読み終わったのは、約2ヶ月前。読み終えて、最も勉…

リリーのすべて

『リリーのすべて』 トム・フーパー監督、観了。 世界で初めて性別適合手術を受けた、リリー・エルベを描いた映画。学友の紹介で本作を観る運びとなった。 美しい映画だった。 昔、長距離バスに乗っているとき、ふと「女と死体。男にとってより近しいのはど…

オリジナリティ

これまでのありとあらゆる死を踏まえ新しい死を提案する詩

23冊目 教団X

『教団X』 中村文則 著、読了。 もう3年くらい前だろうか、ラジオの中で鈴木敏夫が本書のことを絶賛していた。それ以来、興味を持っていた。その後も、西加奈子や又吉直樹、若林正恭らが本書を賞賛しているのを知るにつけ、いつか文庫化したら読もうと思って…