何冊よめるかな?

本棚の肥やしと化した本たちを供養するため始めたブログ

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

6冊目 ヨブ記

『旧約聖書 ヨブ記』 関根正雄 訳、読了 2月上旬、姉が難病であることが判明した。そこに運命の理不尽さを感じた私は、同じく理不尽な神の試練に苦悩し続けたというヨブの物語のことを思い出し、この機に読みたいと思った。 読んでみての率直な感想は、今回…

5冊目 この世界の片隅に

『この世界の片隅に』(上)(中)(下) こうの史代著、読了 先週末、高熱を出し、療養している床の中で読んだ。 私は悪い意味でのニヒリストだ。人間なんてチッポケで、弱っぽしくて、愚かで、醜い生き物だ。世界は生きるに値するなんて思えない。 でも、ときど…

4冊目 龍馬史

『龍馬史』 磯田道史 著、読了。 昨年の下旬、米粒写経の居島一平さんの動画にハマってから、にわかに歴史に興味を持つようになった。昨年末、歴史好きの友人にそのことを話したら本書をプレゼントしてくれた。 本書は坂本龍馬に焦点を絞り、彼の生涯を追う…

3冊目 哲学はやさしくできないか

『哲学はやさしくできないか』 三木清 著 読了 私が哲学科を出たという話をすると、「へぇ〜頭がいいんだね」というリアクションをするひとが多い。 「哲学科を出る」ということと、「哲学を学ぶ」ということはぜんぜん違う。 だから、私に対するそのリアク…

2冊目 プラグマティズム入門

『プラグマティズム入門』 伊藤邦武著、読了 師匠からの紹介で、いわゆるひとつの課題図書として読んだ。 「プラグマティズム」という用語は、もともと哲学畑で使われ始めた。 でも、現在は様々な分野で使われるようになり、 つまり、非常に広い意味を獲得し…