0冊目 子どもを本嫌いにしない本
このブログを始めたとき、そのことを伝えた友人はわずかに一人。
その友人も、一年以上更新せずにいたこのブログの存在など、もはや憶えてはいないだろう。
別の友人に、「最近モヤモヤするのだ」と言ったら、
「君は入力するばかりで、出力しないからいけない」と返答された。
「何か書くことで発散してみてはどうか」とも。
それでこのブログの存在を思い出した。
今度こそは地道に更新していきたいものだ。
地道に更新するためには、なるべく面倒でないほうがいい。
面倒を少なくするためには、書き方についての形式を、
ある程度決めておくといいかも知れない。
そこで、当ブログの1冊目はこれにした。
当ブログの書き方の形式を決めるに当たり、なぜ本書が相応しいのか。
それは、本書には読書感想文の書き方が記されているからだ。
子どもを“本嫌いにする”もののひとつが、読書感想文ではないでしょうか。
なぜ嫌いになるのかというと、うまく書けないからです。
うまくできないことは嫌になるものです。
(中略)
でも、“書き方”を知っていれば
読書感想文はそんなに難しいものじゃありません。
確かに、いい本に巡り合って、その感想をブログに書きたいなぁと思っても、
どう書いたらいいのか分からず、悶々としているうちに
書くのが億劫になってしまうことって今まで何度もあった。
その億劫を乗り越えるための“形式”を、本書は与えてくれる。
まず、原稿用紙を3行ごとに、かこんでおきます。
《以下、本書では、具体的な感想文の例を挙げて、そこに解説を加えるというスタイルが取られている。
そのままを引用することはできないので、3行ごとのブロックを数字で表し、
解説の部分だけを引用することとする》
① 題と名前を書き、1行空けます。
② 〜③ なぜその本を読んだのか、動機を書きます。
④ お話の最初のところのあらすじ、お話の設定を書きます。(時代や主人公についてなど)
⑤ 自分の感想を書きます。
以後、全体の2/3くらいまで、次の場面のあらすじ→自分の感想というパターンを何回かくりかえします。
⑥ 自分の体験、自分の暮らしについて書きます。(起承転結の「転」にあたります)
⑦ まとめを書きます。 (書き出しの部分とのつながりを考えるとよいでしょう。)
このスタイルで、今までよりは形の整ったものが一応できるはずです。
これで、“すばらしい感想文になる”というわけではありませんが
ここまでできればOKという場合もあるし、とりあえず形になると
たいてい今まで書けなくて傷ついていた本人自身に感動してもらえます。
なるほど。
しばらくはこの形式に則って、読んだ本の感想をこのブログで出力していこう。
あと、せっかくなのでここに取り上げる本についてのルールも、
いくつか決めておこう。
ルールは破られるためにあるものだけれど、ある程度のことを決めておくことで、
今後あれこれ悩むことが少しでも減ることを期待して。
一、最初から最後まで読んだ本のみ取り上げる
速読した本、部分的に読んだ、途中を読み飛ばした本、途中で読むのをやめた本は、「読んだ本」としてカウントしない
一、原則として、自分で購入した本のみ取り上げる
私は書き込みをしながら本を読むので、原則として、自分のお財布を痛めた本のみを取り上げることになるだろう。
一部、プレゼントでいただいた本や借りて読んだ本が含まれる。
一、読んだ本はすべて取り上げる
例え、難しすぎてよくわからなかったとしても、読んだ事実は事実として、読んだ本はすべて取り上げる。
誤読や読解力のなさも含めて、感想を書く。
一、1タイトルをもって1冊とする
例えば上下巻に別れているものは、上下巻を読み終えて、はじめて「読んだ」こととする。
シリーズ物で、各巻に一応の完結をみるものは、この限りではない。
一、マンガは含めない
マンガも含めて、読んだものをすべて取り上げていたら、とても書き遂せない。
面白いマンガについて取り上げることもあるが、それは読書数としてはカウントしない。
一、再読した本も取り上げる
同じ本でも、読むたびに受け取り方は変化するもの。
再読した本も、再読するたびに取り上げることにする。
一、本日以降読んだ本のみ取り上げる
どんなに名作であっても、昨日までに読んだ本の感想は取り上げない。
取り上げたければ再読して、フレッシュな感想をもってここに記す。
とりあえず、こんな感じかな。
いやはや、今度は長く続けられるかしら…