何冊よめるかな?

本棚の肥やしと化した本たちを供養するため始めたブログ

ラスト・レコーディング / BILLIE HOLIDAY(45min)

私がまだ女性ボーカリストものを聴けなかった頃、ジャニスと宇多田ヒカルだけが例外だった。そこに加わった第三の例外がビリー・ホリデイだった。 ラスト・レコーディング アーティスト: ビリー・ホリデイ,レイ・エリス・オーケストラ 出版社/メーカー: ユニ…

太陽と戦慄 / KING CRIMSON(30min)

(『あそびあそばせ』のオリヴィア風に)エ?別ニ舐メテルワケジャナイヨ? あのー、ちがうんですよ、えっーと、実はさくらももこの絵柄が一番難しいっていうじゃないですか?それに果敢に挑戦してみたんですよ… って、スミマセン!!放射状のコロナの部分がど…

旅路二季節ガ燃エ落チル / eastern youth(60min)

「イースタンは俺にとって応援歌なんだ」 私にeastern youthを教えてくれた友人は、後にそう語った。 それは私にとっても同じで、何度イースタンに救われただろう。 旅路ニ季節ガ燃エ落チル アーティスト: eastern youth 出版社/メーカー: トイズファクトリ…

呪われし地球人たちへ / MAGMA(45min)

MAGMAの楽曲は「聴く」よりも「鑑賞する」と言ったほうが正しい。 プログレッシブすぎてトランスしたロック。 汝、ズールの音楽を体験せよ! 呪われし地球人たちへ アーティスト: マグマ 出版社/メーカー: ポニーキャニオン 発売日: 1991/03/21 メディア: CD…

TROUT MASK REPLICA / CAPTAIN BEEFHEART & HIS MAGIC BAND(150min)

これまたアルバム・アート界の中でも屈指の有名度を誇るジャケ。ドン・ヴァン師匠に於かれましては、めちゃくちゃ生臭そうですが。 深酒するとこのアルバムを無性に聴きたくなります。ギャンギャンしたギターが堪りません。もちろん師匠の野太いお声もね♡ ト…

BOTH SIDES OF THE GUN / BEN HARPER(35min)

ベン・ハーパーはライブにも行ったくらい大好きだが、このアルバムくらい以降からあまり一生懸命聴かなくなしまったなぁ。こうして振り返ると、イノセント・クリミナルズ時代が一番好きだったってことなのですね。 早くもこんなことをしていて本当に上達する…

Mad For Sadness / Arab Strap

若さは不安定の代名詞になり得る。若者はとかくタナトスの誘惑に駆られるものだ。 音楽はタナトスの代弁になり得る。これは私が若者だった頃、私のタナトス受容体に対するリガンドとなった一枚である。 マッド・フォー・サッドネス アーティスト: アラブ・ス…

かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう / 早川義夫(25min)

アンニュイとはまた違うんだけど、癖になる独特な、一種異様な声。 どの歌も映画的な感じがするのだけれど、「映画とは何か」を定義できないでいる私だから、結局うまく捉えられていないってことなんだろう。でも、「文学的」というよりは「映画的」な雰囲気…

HEART STATION / 宇多田ヒカル(15min)

宇多田ヒカルの中で一番好きなアルバムかもしれない。 HEART STATION アーティスト: 宇多田ヒカル 出版社/メーカー: EMI Records Japan 発売日: 2008/03/19 メディア: CD 購入: 7人 クリック: 681回 この商品を含むブログ (507件) を見る

master and everyone / bonnie 'prince' billy (45min)

まだウォークマンしか持ってなかった頃、一時期、チャリ通でずっとこればっか聴いてたなぁ。 MASTER AND EVERYONE アーティスト: BONNIE PRINCE BILLY 出版社/メーカー: DRAG CITY 発売日: 2003/01/11 メディア: CD クリック: 1回 この商品を含むブログ (7件)…

あぶらだこ(舟盤)(25min)

バンドとしての在り方が普遍的なバンドだと思う。 私の理想のバンドのひとつ。 あぶらだこ アーティスト: あぶらだこ 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード 発売日: 2008/06/06 メディア: CD 購入: 2人 クリック: 23回 この商品を含むブログ (28件) を見る

NEVER MIND / NIRVANA(60min)

絵が描けるようになりたい。絵が描けるようになるためには、とにかく毎日描くことが大切らしい。 これはゴッホの言葉。 人が偉大さに到達するのは、ただ衝動に身をゆだねることによってばかりではない。感じることと実際にできることとの間を隔てる鋼の壁を…

最近買ったCD

1枚目 SWEET MACHINE アーティスト: BTB特効 出版社/メーカー: ULTRA-VYBE, INC. / PAN PACIFIC PLAYA 発売日: 2018/07/11 メディア: CD この商品を含むブログを見る Mちゃんへ 君が生まれたとき、ボクはこんなメールを送りましたね。 昔、インドの偉いお坊…

2018-32 埴谷雄高 独白 「死霊」の世界

埴谷雄高 著『埴谷雄高 独白「死霊」の世界』読了 本書は1995年にETV特集で放映された同名の番組を書籍化したもの。埴谷自身が『死霊』について自己解説をした番組だ。 埴谷雄高とゆらゆら帝国(坂本慎太郎)には共通点があると思う。そして、その共通点に私…

2018-31 映画を作りながら考えたこと

高畑勲 著『映画を作りながら考えたこと』読了 数年前「かぐや姫の物語」公開記念として、テレビで高畑作品が放映された折に「ぽんぽこ」と「おもひでぽろぽろ」をあらためて観た。ジブリ作品を観るのは実に久しぶりのことだった。それまでどちらかといえば…

2018-29,30 美学への招待

佐々木健一 著『美学への招待』読了 私はビートルズがよくわからない。いや、普通に好きだし、かっこいいと思う。しかし、音楽雑誌や私の周囲の扱いをみていると、ビートルズは他のロックバンドとは一線を画すもののようだ。ロックの歴史を考えたときに、特…

2018-28 諸星大二郎の世界

コロナ・ブックス編集部 編『諸星大二郎の世界』読了 まえがきによれば、本書は「その圧倒的画業の変遷と、作家自身の深層を掘り下げることを目的として作成」された一冊である。諸星の作品群を「古代」「民族」「東洋」「南方」「西洋」「日常」という六分…

2018-27 がん哲学外来へようこそ

樋野興夫 著『がん哲学外来へようこそ』読了 母に膀胱がんが見つかった。死に至る病であるがんとどう向き合えばいいのか。そんなヒントを求めて、本書を手にとった。前回の立花隆 著『がん〜生と死の謎に挑む』の中で著者のことを知った。 これは新潮新書全…

2018-26 がん 生と死の謎に挑む

立花隆 著『がん 生と死の謎に挑む』読了 先日、母が血尿を出した。病院にて膀胱がんとの診断が下った。 本書は以前、母が別のがんで手術を受ける前に、一度読んだのだが、そのとき著者が膀胱がん患者であることが記されていたことを思い出し、改めて再読す…

2018-25 埴谷雄高は最後にこう語った

松本健一 著(聞き手)『埴谷雄高は最後にこう語った』読了 埴谷雄高の書くことは難しい。埴谷雄高の語ることはおもしろい。 本書は埴谷雄高が鬼籍に入る、およそ二年前に行われたロングインタビューを書籍化したもの。難解な形而上小説『死靈』の理解の一助…

2018-24 生命に部分はない

A・キンブレル 著、福岡伸一 訳『生命に部分はない』読了 訳者の前著『生物と無生物のあいだ』『世界は分けてもわからない』を読んだことがあり、いずれもとても面白かったので、本書も気になって手にとった。 「動的平衡」に関する内容かと思って読み始めた…

2018-23  イラストオペラブック1.トゥーランドット

プッチーニ 作、伊熊よし子 解説『イラストオペラブック1.トゥーランドット』読了 偶然、パヴァロッティの《誰も寝てはならぬ》を、YouナントカTubeで観て雷に打たれてから、一年ほど経つだろうか。そういえば大本の物語を知らなかったな、と本書を手にと…

悪癖

しあわせの一歩手前で立ち止まり相応しいかと自問する癖

2018-22 ストラディバリとグァルネリヴァイオリン千年の夢

中野雄 著『ストラディヴァリとグァルネリ ヴァイオリン千年の夢』、読了 兄弟子の推薦図書。 天才バイオリン職人、アントニオ・ストラディバリ。奇才バイオリン職人、グァルネリ・デル・ジェス。2人を中心に、バイオリンという楽器の魅力を記した一冊。 著…

2018-21 「ない仕事」の作り方

みうらじゅん 著『「ない仕事」の作り方』読了 みうらじゅん先生によって著されたビジネス書。 私は三日坊主で、何ごとも長続きしない。どうすれば長続きするのか、その極意を知りたくて本書を手に取った。 人はよくわからないものに対して、すぐに「つまら…

2018-20 おもいでエマノン

梶尾真治 著(鶴田謙二 イラスト)『おもいでエマノン』読了 私は漫画やアニメ、映画、音楽などが好きだ。私と同様の趣味を持っている親戚がいる。先日、そのひとから、私の好みに合いそうだいうことで、『おもいでエマノン』という漫画を紹介してもらった。…

2018-19 近現代の芸術史Ⅰ〜欧米のモダニズムとその後の運動

林洋子 編『近現代の芸術史Ⅰ〜欧米のモダニズムとその後の運動』読了 知識は系統的に学ばなければならない。それが師匠の基本的な教えだった。何かを系統的に学ぶということ。まずは、そのことについての歴史を学ぶということだろう。科学なら科学史、哲学な…

2018-18 正しい保健体育Ⅱ〜結婚編

みうらじゅん 著『正しい保健体育Ⅱ〜結婚編』読了 『正しい保健体育』の続編。『正しい保健体育』は、主に思春期の過ごし方について書かれていたけれど、本書は結婚生活について書かれている。読んだのは今回がはじめて。 本書にも本当のことが、たくさん書…

2018-17 正しい保健体育

みうらじゅん 著『正しい保健体育』読了 読むのは今回で4度目くらいだろうか。 私は本書を、数少ない「本物の名著」だと思っている。なぜ、本書は「本物の名著」なのか。それは、本書には、「本当のこと」が記されているからだ。 「本当のこと」は、しばし…

2018-16 一休・骸骨

乃木 著『一休・骸骨』読了 本書のことを知っている人は少ないと思われる。なぜというに著者はプロの作家ではないからだ。著者の本業は映像クリエイターで、ダニエルさんという画家の方と一緒に「カエサルの休日」というpodcast番組を主宰されている。 私は…